小柳春子の娘──小柳梓は大学を通う為に上京した。卒業後、東京のトップに立つお金持ちとなった小柳梓は母に電話し、上京を提案した。こうして、小柳春子は最愛な旦那の遺影を荷物にまとめ、彼女の上京物語は幕を開けたのである。